令和7年度 北信地区電友会「定期総会」の開催
~昨年度を上回る77名の参加による会員相互の交流親睦~
北信地区電友会は、令和7年6月11日(水)午前10時30分から、ホテルメトロポリタン長野において「全会員の交流の場」として令和7年度定期総会を開催しました。
会場では高齢者に配慮した感染予防対策を継続実施し、来賓・会員合わせて昨年度を上回る77名の参加者数で盛大に開催されました。

総会に先立ち、昨年度の総会から今年度総会までにご逝去された37名の会員の皆様に哀悼の意を表して黙祷を捧げました。
総会は北信地区電友会を代表して山口会長の挨拶でスタートし、来賓として信越電友会 舞田会長様、NTT長野支店企画総務部 黒田部長様、信越硬式野球クラブ 箱山総監督様のご挨拶を頂戴しました。また、一向に後を絶たない高齢者をターゲットとした「特殊詐欺」を食い止めるため、警察庁から入手した啓発ビデオ鑑賞とNTT長野支店渉外担当 波多腰調査役様より解説を頂きました。(来賓ご挨拶要旨等は次頁に掲載)
総会の最後に、今年度の高齢者祝寿者として対象会員42名の内、総会に出席された米寿会員3名、喜寿会員11名に対し山口会長より祝品の贈呈を行い、祝寿者を代表して上原征男様より謝意の言葉を頂戴し、祝寿者の記念撮影を行うとともに盛大な拍手でお祝いしました。

令和7年度高齢者祝寿の皆さん
前列左から
増田 仁美様、山岸希さ江様、山口会長(喜寿)、上原 征男様、鈴木 智二様、平林 篤子様
後列左から
上野 秀晴様、斉藤 邦興様、高木 一男様、田子 進様、原田 一秀様、三浦 聖一様、宮澤 義和様、横田 正様

祝寿者を代表して上原征男様より謝意の言葉
【定期総会模様】
北信地区電友会会長挨拶
会長 山 口 修

梅雨入りが発表され雨降りのところを、大勢の会員の皆様にご出席いただきまして有難うございます。
また、ご来賓の皆様には、大変ご多忙のところをお越しいただきまして誠に有難うございます。
さて、今や生活の必需品となったスマートフォンについて触れてみたいと思います。
現代社会はスマホなしでは生活が難しいですし、老若男女問わず持参しています。先日乗車した車中では、乗客のほぼ全員がスマホを見ている光景に遭遇しました。
ある脳科学者の話ですが「人間の脳は、祖先が狩猟や農耕で生活していた1万年前の環境に適したまま変わっていない」ということですが、スマホがこの世に出てからほんのわずかな時間で、いまやスマホ無しでは生活できない世の中に激変し「スマホ脳」という厄介な弊害が指摘されています。
確かにスマホは、キャッシュレス決済、タイムリーな情報伝達、情報収集ツールとしての活用などたくさんのメリットがありますが、過度な依存、長時間の使用等は、集中力や能力が低下する。特に10代の児童、生徒は学力低下に影響があるというデータが出ています。更に、視力低下、睡眠障害、うつなど心身の不調を訴える原因となると聞きます。他にfakeニュース、スマホを使った詐欺事件などなど思わぬ犯罪にも巻き込まれかねません。自転車のながらスマホも厳罰化されます。節度ある使用に努めたいものです。
さて、電友会活動ですが、昨今の電友会は会員数の減少に歯止めがかかりません。更に、高齢化の進展、財務状況の悪化など課題もありますが、会員の皆様が生き甲斐を持って、楽しくチャレンジしていただくよう事務局としても取り組みたいと思います。会員の皆様の電友会活動の実践とボランティア活動への積極的な参加をお願いします。
最後に、今年も災害、事件、事故が多い上半期でした。例えば1月には長野駅前で無差別殺傷事件が発生しました。先日は、須坂市において突風に飛ばされたビニールハウスに電車が激突し乗客1人が犠牲になりました。埼玉では下水道事故が発生し、三か月過ぎてようやく運転手が救出されました。更に、日本海側を中心に豪雪災害が多発しました。各地で山火事も多く発生しました。
今後の下半期も猛暑が予想されます。更に、風水害も温暖化により激甚化しています。 梅雨のシーズンを向かえたこの時期に、もう一度災害への備えを確認して下さい。
それでは、皆様の健康と安全を祈念し、挨拶とさせていただきます。
来賓ご挨拶
信越電友会会長 舞 田 正 幸 様

本日は北信地区電友会総会開催おめでとうございます。
5月から中越地区の総会を除き5地区の地区総会に出席させていただきました。先週の下越総会は50名超の出席でしたがこの度の総会は70名を超える盛大な総会です。下越総会では電友会と同様に会員減少に苦慮している退職者の会代表と運営等について意見交換を行いました。
信越地区にお住まいで退職後も東京に本部を有する電友会に所属され方が少なからずいらっしゃいます。所属理由は様々ですがこの方々の信越地区への所属替えを働きかけたいと思います。また、ご家庭でお過ごしの未入会の皆様にも引き續お誘いする予定でございます。
私は本部電友会のASO(アクティブ・シニア支援機構)に所属し、現在ドコモ様のサービスについてアンケート活動をしています。一方、6月上旬開催された総務省様関連の会議でドコモ様のスマホ5Gデータが各社に遅れをとっていることを知りました。今後、サービスが改善されることを希望致します。
YouTubeで有名歌手の認知症が報道されました。認知症になりにくい人の習慣はいくつか紹介されています。
最近、ペットボトルの栓を開けることが出来なくなった方いらっしゃいませんか、脳の神経細胞と手の動きは関連あるそうです。ペットボトル開栓には握力20kgが目安です。また、歩幅が狭くなっている人は筋力が落ちてる証拠。歩幅を広げ体全体の筋力UPしましょう。歩幅は身長の45%が目安です。参考にして生活しましょう。
結びに本年も猛暑が予想されていますので皆様の益々のご健勝を祈念してご挨拶と致します。
来賓ご挨拶
NTT長野支店企画総務部長 黒 田 誠 様

本日は、非常に大勢の会員皆様方のご参加のもと、北信地区電友会総会が盛大に開催されることとなり、誠にお慶び申し上げます。また、お招きいただき、心より御礼申し上げます。
簡単ではございますが、NTT東日本グループの状況等についてお話させていただきます。
NTT東日本グループですが、ご案内のとおり、先月9日の決算発表でも公開されておりますが、東日本電信電話株式会社から「NTT東日本株式会社」へ社名が変更となる予定です。また、NTTグループの企業ブランドの統一を目的に、グループ企業のロゴマークにダイナミックループが付け加えられる予定です。
さて、東日本グループの決算状況についてですが、澁谷社長の言葉を抜粋してお伝えさせていただきます。
2024年度は、12期連続の増益から一度“しゃがんだ”状態「稼ぐ力の復活」に向け、非常に重要な年でありました。具体的には、①光サービスのシェア回復、②法人ビジネスの成長、③新たなビジネスの拡大を掲げ、順調に成果を残したと考えております。
営業収益実績については、光IP収入・システムインテグレーション収入が伸長し、対計画104億円増の1兆6,654億円となりました。2023年のノンコア資産(不動産等)売却を除いても95億円の増収です。
2025年度も引き続き好調を期待し、プラス46億円を目指したいと考えております。営業利益は2024年度予想を35億円上回る2,135億円。2025年度は安定的な増益基調を確立する重要な年と位置付けており、対前年プラス65億円の2,200億円を目指したいと考えております。
以上が決算発表の概要となっております。
また、マーケットの状況についてですが、モバイルの普及により縮小すると見られていた固定通信市場ですが、東日本のメインターゲットである三つのセグメントすべてにおいてネットワークの需要が高まっております。ユーザーのニーズが高度化・大規模化しており、全国にオンサイト拠点を持つNTT東日本の強みが追い風となっている状況です。
最後に、東日本グループの事業戦略についてですが、爆発的なデジタル化に伴うネットワーク需要と顧客ニーズを背景に、次世代のデジタル基盤であるIOWNへのアップデートを中心に、IoTサポート・クラウド・セキュリティなどの高付加価値の拡大を目指すとともに、全国に拠点を有するNTT東日本のアセットを最大限に活用した新たな事業の創出・拡大を期待しております。
以上がNTT東日本グループの現状についてのお話となっております。
次に長野エリアの取組みですが、まず、背景として世の中的な状況は、65歳以上の方々は非正規・有期雇用を中心に就業者数が増加傾向にある一方で、求職と求人のミスマッチが生じております。
長野エリアにおける我々の状況としては、社員の60歳定年時や60歳超契約社員の65歳定年前に離職(退職)する社員が毎年一定数存在し、退職による人員減が拡大している一方で、新入社員等の補填リソースはほぼ皆無であり、業務の担い手不足が顕在化しております。そのため、社員の65歳定年までの雇用継続の促進や、65歳以上の雇用創出支援が課題として挙げられます。
これらの背景を踏まえまして、長野支店では、いきいきと活動されているOB・OGの皆様方と現役社員との交流などを通じて、定年退職を間近に控えた社員の価値観やモチベーションを刺激し、ワークとライフのバランスが充実した健やかな日常生活の創出支援に取り組みたいと考えております。具体的には、退職後の活動・体験談などの講話、研修会の開催(新聞の読み方セミナーなど)による「相互間交流の推進」の取組みや、NTT東日本の新規事業への参画、ASO(アクティブシニア支援機構)を通じた就業支援施策、地域課題解決への貢献(JA農業参画アプリの展開等)といった取組みを展開していきたいと考えております。
ASOについては、電友会の旗振りのもと、会員の皆様方への就労支援を行っておりますが、長野エリアでも近い将来、事業の担い手としてのニーズが高まるものと考えております。
最後になりますが、今後、新規事業や社会貢献活動など、様々な取組み施策を企画・検討・展開してまいりますので、その際にはぜひ、電友会の皆様方のお力をお借りしたいと存じます。
以上、簡単ではございますが、NTT東日本グループの現状および長野エリアの取組みについてご紹介させていただきました。
ご清聴ありがとうございました。
来賓ご挨拶
信越硬式野球クラブ総監督 箱 山 和 宏 様

本日は、北信地区電友会定期総会の開催、誠におめでとうございます。
また、日頃より電友会の皆様には、信越硬式野球クラブの活動に際し、各段の御支援と御声援をいただき誠にありがとうございます。
今年1月、私たちのOBである「柴山晋一さん」が71歳でお亡くなりになりました。電電信越、NTT信越、そして当クラブの監督も務められた方で、長野県の野球界への貢献は計り知れず、また大きな影響力のある方でした。今頃は天国で、当時の監督であった、柳沢敏幸さんと野球談議に花を咲かせているか?それとも従前どおりお伴をしているのか?いずれにいたしましても、ご冥福をお祈りしいたします。
さて、私たちは、今年も「東京ドーム」「京セラドーム」2大ドーム出場を目指し、日々戦っています。
全国的にも、都市対抗二次予選は既に始まっています。九州・沖縄エリアについては、2枠の代表が決定、南関東エリアでも2枠のうち1枠が、近畿エリアでは第一代表が決まってきております。
私たちのエリアでも、先月末5月29日(金)から6月1日(日)に開催された、「都市対抗野球第一次予選長野大会」におきましては、準決勝の対フェデックス戦(5対1)、決勝の千曲川硬式野球クラブ戦(16対0)を勝ち抜き、第一代表として6月26日(木)から開催される、「都市対抗野球第二次予選北信越大会」に駒を進めました。
二次予選の組み合わせにつきましては、
1回戦:6月26日(木)12時30分 対 新潟コンマーシャル倶楽部(新潟市)
準決勝:6月28日(土) 9時30分
決勝戦:6月29日(日)11時~ となります。
まずは、1回戦勝つことに集中し、準決勝(ベスト4)以降は力の差は、ほとんどありません。僅差のゲームになると想定しています。
そんな時には、球場レベルでの大声援が、選手たちを後押ししていただけるものと信じています。
今年の二次予選は、長野オリンピックスタジアムにて開催されます。是非、オリンピックスタジアへ足をお運びいただき、大声援をお願いいたします。
皆で、「信濃の国」を歌いましょう!!
2018年以来、東京ドームに出場していません。「今年こそは」と強い気持ちをもって、本大会出場を決めます。
今後とも、熱いご支援とご声援をお願いいたします。
最後になりますが、本日御出席の皆様が、益々お元気でご活躍されることをお祈りし、ご挨拶とさせていただきます。
本日は、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
《特別講演》
「特殊詐欺被害防止」啓発ビデオ鑑賞&解説
一向に後を絶たない高齢者をターゲットとした「特殊詐欺」を食い止めるため、昨年度はNTT長野支店様から「特殊詐欺対策サービス」の紹介とデモンストレーションによる注意喚起をしていただきましたが、今年度は第2弾として警察庁から入手した「啓発ビデオ」の鑑賞とNTT長野支店渉外担当 波多腰調査役様より「詐欺対策のポイント」について解説を頂きました。
鑑賞した啓発ビデオは「還付金詐欺とは」というタイトルで、自治体職員等を名乗った犯人が被害者宅に電話をかけ、医療費の還付金等を受け取るために必要な手続きを装って、被害者にATMを操作させ、実際に犯人側の口座にお金を振り込ませる手口について、警告を交えながら啓発ポイントを紹介する内容でした。内容の抜粋は、以下の通りです。

啓発ビデオの1シーン
(警察庁に許可を得てポスター、ビデオのDLをしています)
犯人から「医療費の還付金について通知を自宅に送付したが確認しましたか」との電話があり、「受け取っていない」と答えると「過去3年分の医療費の還付金があり、手続きが昨日までだが今日中であれば特別に手続きが出来る」と犯人は今日中なら手続きが間に合うなどと言って焦らせ、「口座(被害者)に振り込みますので、キャッシュカードと携帯電話を持って、スーパーのATMに行ってください」と誘導します。
被害者がスーパーのATMに行き、銀行の担当者(犯人)に携帯で電話をすると、犯人は巧みに話をしながら操作で『残高』を確認させ、より多くの金額をだまし取ろうとします。犯人は「口座(被害者)に還付金のお振込みをする」と言って巧みに『振込』の操作を行わせ、犯人の口座にお金を振り込ませる手口を解説しました。
啓発ビデオの最後に、「自宅の電話は在宅中でも常に留守番電話に設定」「迷惑電話防止機能付き電話機の設置」を推奨し、「還付金の手続きはATMでは絶対にできません」「お金の話が出たら電話を切ること!」と注意喚起がありました。
続いて、波多腰調査役様から「皆さんは狙われています」との内容で特殊詐欺対策について解説をいただきました。

解説のポイントは以下のとおりです。
- 私たちは相手(敵)を知らないが、敵は私たちを知っています。この時点で相手の方が優位に立っていることを認識しましょう。
- 敵は様々な手口で皆さんを不安にさせたり、ワクワクさせたりして騙し、大事な財産を振り込みさせたり、手渡しさせたりします。
- 相手(敵)は、私たちの個人情報を使い、私たちの財産を根こそぎ奪うために、あらゆる手段で騙しの攻撃を仕掛けてきます。
- よく耳にする「情報が流出しましたが、現在までに被害は確認されていません」のニュースで安心してはいけません。自分の個人情報は、既に犯罪グループに知られていると考えて間違いありません。
最期に、「1人で動いてしまうことが詐欺被害の入り口です。1人だけの場合は大変危険ですので、相当な注意を払ってください。良いことも悪いことも全て、何でも話す家族関係や友人関係を持っていることが安心・安全につながります」との解説で締め括られました。
なお、不明点やお困りごと等がありましたら、お気軽に電友会事務局(☎225-2222)までお問合せ下さい。
<懇親会模様>
総会閉会後、懇親会が盛大に執り行われました。

座間副会長の発声で懇親会スタート


和気あいあいと懇親会スタート


懇親会模様Ⅰ


懇親会模様Ⅱ


懇親会模様Ⅲ


毎年恒例 風間副会長による締めのご指名 今年は寺澤副会長が中締めの発声
役員一同、来年度の総会もお待ちしています。

