会報誌123号 令和7年度北信地区電友会理事会模様

北信地区電友会 会長挨拶 山口  修

 皆様こんにちは、本日はお花見シーズンの何かと忙しいなか、大勢の理事の皆様にご出席いただきまして有難うございます。

 また、新年度早々の大変ご多忙のなかNTTからは黒田部長様他幹部の皆様にお越しいただき誠に有難うございます。

 さて、北信地区電友会の昨年度の活動は、コロナ感染症も落ち着いたことから行事等を計画通り実施することができました。皆様にはご支援・ご協力をいただき誠に有難うございました。

 本日は、令和7年度北信地区電友会の活動計画についてご審議いただく場と考えていますのでよろしくお願いいたします。

 電友会の運営は、会員の皆様が「激動する社会環境の変化に柔軟に対応し、生き甲斐をもって生き生きと過ごすための会員相互の交流の場」を提供することだと思います。そのためには、本日お集まりの理事の皆様のご協力が大変重要かと思いますので、会の活性化に向けたご議論をよろしくお願いいたします。

 なお、平素は地域理事の皆様には担当エリアの会員宅を訪問していただき、会報等の配布と共に声掛けなどもお願いしていますが、高齢の会員からは感謝の言葉も届いています。また、サークル理事の皆様には各サークルの活性化、新メンバーの入会勧奨等マンネリ化防止も図りながら、新しい施策も取り入れつつ取り組んでいただいている姿が活動報告等で推察できます。何れにしましても、会員の高齢化が進む中では、今後更に踏み込んだきめ細かな活動が必要かと思います。新しい施策などがありましたら提案していただければと思います。

 ご承知の通り、電友会は会員減少と高齢化が大きな課題ですが、会員減少に併せ昨今の物価高もあって運営資金が圧迫されてきました。費用の見直しは不断に実施してきましたが、電友会活動の根幹である福利厚生関係費用等は現行水準を維持しつつ運営するためには会費の見直しが必要になってきました。年会費の見直しについての皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 最後に、豪雪、山火事、下水道事故等相変わらず災害の多い昨今ですが身の回りの防災対策を見直していただき、健康で安全にお過ごしください。

 以上挨拶とさせていただきます。


【来賓】NTT長野支店 企画総務部長 黒田  誠様

 春の訪れとともに、新しいスタートを切るこの時期、皆様、健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。

 本日は、電友会北信地区理事会の開催、誠におめでとうございます。我々NTT東日本長野エリアにおいても、2025年度を迎え、中長期的な事業基盤の形成に向けて、新しいスタートを切らせていただいたところでございます。

 NTT東日本グループは、ご案内の通り、1997年のNTT再編成により持株・東西・コミュニケーションズの4社に分割されてから、本年に至るまで、約30年の時を経ており、発足当初は6万人ほどいた従業員も2023年には約43%も減少し、3万5千人ほどになっています。

 組織も大きく変遷を繰り返し、長野エリアにおいても、NTT東日本、NTT東日本-関信越とNTT東日本-南関東、NTT-MEの三社を中心に東日本グループ会社や通建会社を含めた連携を通じ、事業の根幹である通信領域を維持・拡大に加え、非通信分野へも積極的にチャレンジしながら、事業活動を行っているところであります

 また、サステナブルな社会の実現に向けて、NTTグループ全体として、新たな働き方への変革を推進しており、スーパーフレックス制度の導入や自宅をオフィスとするリモートスタンダート制度の展開などを通じ、ワークインライフ(健康経営)を強く推進してきました。あわせて、人事評価制度や運用基準等も大きく見直しが図られ、社員が自ら希望する職位やポストを選定してチャレンジする社内公募の拡大や、副業やダブルワークの積極的な活用促進、経験者・中途採用枠の拡大など、社員が自分の価値観を大切にしながら企業活動を推進していくという社内風土の醸成を図っている所であります。

 一方でNTT東日本グループの企業活動に目を向けますと、情報通信の事業領域から地域社会からの幅広い要請に応えられる事業領域への拡大を目指し、様々な分野に活動フィールドを拡げた戦略的子会社を設立し、ICTを活用した地域の社会課題解決に取り組んでいます。

 いくつか戦略子会社を紹介させていただきますと、食と農の分野において、持続可能で豊かな社会を目指し、次世代施設園芸のトータルソリューションを提供する「NTTアグリテクノロジー」、農業用ドローンの開発、インフラ点検・測量、災害対応、警備分野向けのドローンサービスの提供を行う「NTT e-Drone Technology」、ICTを活用して文化財のデジタル化や新たな鑑賞方法の提案する「NTTアートテクノロジー」、eスポーツ関連設備の構築・運用、教育サポート、イベントソリューションの提供、地域活性化コンサルティングなどを事業として展開する「NTT e-Sports」、地域経済の活性化を目指し、キャンプ場を中心としたまちづくり事業を展開する「NTT Landscape」など、本当に様々な領域で新たなソリューションを展開し、地域活性化を推進しています。

 なお、戦略子会社自体はNTT東日本本社の営業戦略室を中心に、少数精鋭での組織運営を実施しており、地域課題解決のターゲットは東日本全域、特に首都圏以外のエリアが中心になると想定しております。本日は北信エリアの電友会理事会であり、OB・OGの方々への講話という事で、戦略子会社の描く事業構想の中で提案・受注した案件に対して、OB・OGの皆様のお力をお借りしながら事業を展開していきたいというアイデアが生まれてきておりますので、この場をお借りして、皆様に各社の概要をお知らせさせていただきました。電友会事務局にも同様のお話をさせていただいており、本年度か翌年度、近いうちに、実際の業務にご協力いただく場面が出てくると思っておりますので、是非、皆様のお力をお貸しいただければと思います。

 NTT東日本グループは、地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業」として、現場第一線で活動する社員の高い地域密着力とエンジニアリング力を活かし、地域のみなさまとともに課題解決を超えた価値創造を実現することで、夢や希望を感じられる社会づくりをご支援できるよう取り組んでまいります。

電友会の皆様、今後もNTT東日本グループの事業へのご理解いただき、引き続きご支援・ご指導の程、よろしくお願いいたします。

 最後になりますが、私が野球部長を務めさせていただいております、信越硬式野球クラブは、4月23日(水)から5日間の日程で、JABA長野大会に参戦することになります。今年最初の公式戦となっており、悲願であります都市対抗野球本大会出場への切符を何としてでも奪取すべく、良いスタートを切ることができればと思っています。

是非、電友会の皆様方の熱いご声援をお願いいたします。

  


北信地区電友会 理事会模様 事務局

 北信地区電友会は令和7年度の活動計画を決定するにあたり、4月18日(金)にホテルメトロポリタン長野において「北信地区電友会理事会」が開催され、NTT長野支店黒田企画総務部長様、他2名の幹部の皆様、役員、地域理事、サークル理事の計57名が参加し、令和6年度の総括と令和7年度の活動方針を決定しました。

 理事会では、議長に高山常任理事を選出し、事務局長からの報告に基づき令和6年度の北信地区電友会の運営について一年間を総括するとともに、令和7年度の事業計画については、活性化した電友会活動を維持・継続することを目的とした活動計画を議論し方針決定となりました。

  議長 高山常任理事

 北信地区電友会の令和7年度の主たる活動は、「会員の皆さんが生き甲斐を持って心豊かな生活を過ごすための支援施策を充実する」とともに、「交流親睦を深める場を提供する」ことを目標として取り組みを進める所存ですが、電友会活動の活性化と会員数の減少に伴う会費減収に伴い財務状況が厳しくなることから、北信地区電友会の存続を最優先として令和8年度(来年度)より「年会費の値上げ」を前提に令和7年度の事業計画を進めて参りますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

 なお、新たな役員の選出として、常任理事に荒海宗子さんを常任理事会で推薦し、理事会で承認を得たことから令和7年度より新役員として活動いただくこことしました。

  新役員 荒海常任理事

令和7年度北信地区電友会は、山口会長他18名の役員構成で運営して参りますので、会員の皆様の温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い致します。