会報誌119号 令和6年度北信地区電友会理事会模様

北信地区電友会 会長挨拶 山口  修

 皆様こんにちは、令和6年度北信地区理事会に大勢の会員の皆様にご出席いただきましてありがとうございます。

 今年は、元旦に能登半島で震度7の大地震が発生し、翌2日には羽田空港で日航機と海保機の衝突炎上事故が発生するという痛ましいニュースの中でのスタートとなりました。

 この地震では新潟県も液状化による被害が大きく、電友会の仲間も何人か被災されたと聞いております。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。また、一昨日も四国の豊後水道で震度6の地震があり、災害弱者と言える私たちは、日頃から災害への備えを怠らないようにしたいものです。

 また、政治の世界では、政治資金裏金事件が大きな問題として政界を揺るがしています。さらに、NTT西日本では900万件を超える顧客情報の流失で、社長が引責辞任をするという大きな事件も発生しました。

 更に、世界各地の戦争、紛争も解決の兆しが見えませんし、昨今の国内外のニュースは明るく前向きになれる出来事が少ないと思います。そんな中、ドジャーズの大谷翔平選手の活躍は数少ない明るいニュースと思いきや、通訳の賭博事件に巻き込まれてしまいました。何とかこの逆境に耐えて頑張ってほしいと思います。

 さて、令和5年度の電友会活動は「信和だより」等でご覧いただいていることと思いますが、コロナ禍が癒えたこともあり、年間行事は予定通り実施することができました。ご協力ありがとうございました。

 また、日頃話題になる会員数ですが、令和5年度は、19名の新規会員に入会いただきましたが、自然減が大きく、減少に歯止めがかからない状況です。今後とも退職者の情報共有等を図りながら、少しでも新規会員の獲得に努めていきたいと思います。

 さて、令和6年度は、本日が実質新年度のスタートです。皆様には会員相互の交流の場に積極的に更に一歩を踏み出して活動していただければと思います。本日ご出席のサークル理事の皆様には一層の活動をお願いします。

 最後に、地域理事の皆様には、日頃、近隣会員の皆様への会報等の配布にご協力いただき誠に有難うございます。

 以上、雑ぱくではありますが、挨拶とさせていただきます。

 


【来賓】NTT長野支店 企画総務部長 佃  守様

 桜もいつしか盛りを過ぎましたが、お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。

 NTT東日本の長野エリアは、NTT東日本-関信越とNTT東日本-南関東、NTTーMEの三社で、長野支店のさらなる発展を目指し事業活動を行っているところであります。

 本日は電友会北信理事会の開催、誠におめでとうございます。本理事会の開催にあたり、持株会社の第3四半期の決算と、NTT法廃止、NTT東日本の新規事業領域開拓についてお話させていただきます。

 まず、持株会社の第3四半期の決算ですが、対前年と比較しますと「増収・減益」となりました。営業収益は9兆7,169億円(対前年+1,443億円)となりましたが、当期利益は1兆111億円(対前年▲214億円)となりました。

NTT東日本がかかわる「地域通信事業」は収益が23,032億円(対前年▲237億円)でしたが、収益は3,396億円(対前年▲471億円)となり前年度を大幅に下回りました。半面グローバル・ソリューションの収益が上昇しており、今後の地域セグメントはグループとして新規事業の開拓を進める必要が更に高まったと感じております。

また、能登半島地震においては、ドコモを中心に通信の早期復旧に努め、災害時公衆もドコモが中心となって行うなど、無線の需要が高まっている状況でした。

 二点目ですが、「NTT法の廃止」についてです。NTT法の廃止関連については、4月17日に研究成果の開示義務を撤廃する改正NTT法が、参院本会議で与党などの賛成多数で可決・成立しました。

「ユニバーサルサービス」「外資規制」「外国人取締役」「公正競争条件」「研究開発の推進・普及責務」のなかの「研究開発の推進・普及責務」と「外国人取締役」の一部になります。

NTT法を廃止して、外国と同じ「電気通信事業法」に役割を移すということですので、なにとぞご理解ください。

 さて、決算の時にも出てきました「新規事業領域開拓」ですが、NTT中央研修センタに「NTTe-City Labo」を設置して、お客様に体験していただける施設としております。

「次世代農業」「自動運転」「e-スポーツ」「陸上養殖」などのテーマに沿った体験ができる施設になっております。

私たちは、約150年前に電話の普及をめざしたところから始まり、フレッツ光などの通信サービスのエリアを拡げ、安定的なサービス提供に取り組み続けることで、地域の皆さまのコミュニケーションを支えてきました。

 これから私たちがめざすのは「持続可能な循環型の地域社会」の実現です。地域の皆さまと共に汗をかき、これまでに積み上げてきた通信基盤やデジタル技術を最大限活かして、地域の新たな価値を創造する取り組みを支援していきます。私たちNTT東日本グループは、「地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業」をめざしています。

 電友会の皆様、今後もNTT東日本の事業へのご理解を何卒、よろしくお願いいたします。

 


北信地区電友会 理事会模様 事務局

 北信地区電友会は、令和6年4月19日(金)ホテルメトロポリタン長野において開催され、NTT長野支店佃部長様他2名の幹部の皆様、役員、地域理事、サークル理事の計52名が参加し、令和5年度事業報告、令和6年度事業計画等について審議のうえ承認されました。

 令和5年度の理事会は、政府が定める新型コロナウイルス感染症法の位置付けが見直しされる前の4月開催であったことから、予防対策を継続した中で集合形式での開催としましたが、令和6年度は感染症対策が緩和され、個人の判断が尊重されるようになったことから、代表役員が一堂に集結して集合形式にて議論し、令和6年度の方針決定となりました。

 北信地区電友会は令和5年度より活動の再開により活性化を取り戻しましたが、令和6年度の活動もこれまでの感染症対策を教訓に、会員の皆様の健康と安全を第一優先に、電友会と会員、会員相互のコミュニケーションを維持・継続することが最大の目標となります。

 令和6年度理事会で承認された具体的な事業計画等は「信和だより別冊」として皆様のお手元にお届けしましたので、北信地区電友会の動向を一読のうえ、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

 議長に平沢常任理事を選出し北信地区電友会の唯一の議決機関として会務の執行に関する事項を審議しました。

  議長:平沢常任理事

 

 令和6年度は役員改選の年次であり、副会長1名、会計監事1名、常任理事5名が選任され理事会にて挨拶を行いました。

  左より:(新)座間副会長、柴宮会計監事、樋口・竹川・千野・内山常任理事(近藤常任理事は都合で欠席)

 

令和6年度北信地区電友会は、山口会長(留任)他16名の役員構成で運営して参りますので、会員の皆様の温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い致します。