令和5年度 北信地区電友会定期総会の開催
~行動制限のない生活に変わりつつある中で会員同士の交流~
北信地区電友会は、令和5年6月28日(水)午前10時30分から、ホテルメトロポリタン長野において、来賓・会員合わせて73名が参加する中、令和5年度定期総会を開催しました。政府の感染症法上の見直しをうけ、行動制限がない日常生活を取り戻すべく、高齢者に配慮した感染予防対策を行い、会員同士の交流の場として盛大に開催されました。

総会に先立ち、昨年度の総会から今年度総会までにご逝去された33名の会員の皆様に哀悼の意を表すための黙祷を捧げました。
総会は北信地区電友会を代表して山口会長の挨拶でスタートし、来賓として信越電友会 舞田会長様、NTT長野支店企画総務部 佃部長様、信越硬式野球クラブ 箱山監督様のご挨拶を頂戴しました。(ご挨拶要旨は次頁に掲載)
総会の最後に、今年度の高齢者祝寿者として対象会員44名の内、総会に出席された米寿会員3名、喜寿会員6名に対し山口会長より祝品の贈呈を行い、祝寿者を代表して牧内信夫様より謝意の言葉を頂戴し、祝寿者の記念撮影を行うとともに盛大な拍手でお祝いしました。

令和5年度高齢者祝寿の皆さん
前列左から
山口会長、金子 芳江 様、清水 ふみ子様、牧内 信夫 様
後列左から
服部 静雄 様、新津 直登 様、髙山 和人 様、今井 和浩 様、小林 稔 様、平林 洋光 様

北信地区電友会会長挨拶(要旨)
会長 山 口 修
皆様こんにちは。梅雨空の中総会に大勢の皆様にご出席いただきありがとうございます。また、ご来賓の皆様にはご多忙中のところをご臨席いただきまして誠にありがとうございます。
さて、コロナウイルスに翻弄され、3年半が経ちました。ようやく感染者数も落ち着いてきましたし、感染症法上の分類も5類に整理され大分世の中の空気感も変わり、以前のように活気を取り戻してきたような感じがします。
コロナ禍の3年間は、電友会活動もままならず、特に日常のサークル活動は、ほとんど休眠状態に近かったのではないでしょうか。この間、私達は三歳も歳を取ってしましましたが、失われた過去を取り戻すことはできません。今が人生で一番若いとの思いで、今年は心機一転活動復活元年として取り組みましょう。
今、日本国は少子化が大きな問題としてクローズアップされ、政府も異次元の少子化対策を打とうとしています。一時は、200万人を超える出生数でしたが、今は70万人台にまで落ち込んできた現実を見れば当然かと思います。また、最近の広報数値によれば、50年後の2070年の推計人口が8,700万人と2020年より3割減少するとのことです。その総人口に占める65歳以上の高齢者率が4割を占めるとのことで、驚き以外の何物でもありません。何れにしましても、少子高齢化が確実に進んでいて国力の低下が心配されます。このようなニュースに接するたびに肩身が狭いと感じるのは私だけでしょうか。さればこそ、元気ではつらつと活動し、健康寿命を長く維持したいものです。
最後に会員数の減少問題ですが、北信地区の会員数はこの10年で約半減したとのことです。退職者の減少等で新規会員の入会はあまり見込めず、歯止めがかかりません。減少を少しでも食い止めるためには、会員の皆様が健康で長生きされることが一番かと思います。是非とも積極的に電友会活動に参加していただき、心身に栄養を与えてください。
今日は、時間の許す限りごゆっくりお過ごしください。

来賓ご挨拶(要旨)
信越電友会会長 舞 田 正 幸 様
本日は北信地区電友会総会開催おめでとうございます。昨年、戸津前会長の後任として信越会長をお引き受けし一年が経過しました。5月から上越地区の総会を除き5地区の地区総会に出席させていただきました。北信地区が本年度最後の地区総会出席となります。各地区ともコロナ前からの3年ぶりの総会・懇親会の開催でございました。各地区総会では活動状況をお聞きするとともに会員の皆様との懇親を深めることが出来ました。
さて、NTT様が退職者むけの雑誌「ゴールデンループ」にこの度、信越地方本部(信越電友会)の入会案内が掲載されます。改めて信越電友会の沿革を申し上げますと信越電友会は昭和39年に「信和会信越連合会」として設立され今年度で59年が経過しました。その後地区の再編を経て会員数は4,900余名をピークに現在は2,500名程になりました。全国の地方本部と同様に長野・新潟7地区は近年会員の減少という課題に直面して参りました。NTTグループ会社からの退職者の減少は避けられません。このため、再就職者の皆様で未入会の方々へのアプローチを行い10数名の新会員をお迎えしました。今後はご家庭でお過ごしの未入会の皆様にもお誘いする予定でございますのでお力添えをお願い申し上げます。
電友会はボランテイア活動とサークル活動が中心となります。各地区総会では昨年度のボランティア活動で表彰されたお二方とお話しをする機会がありました。若年者の人材育成、地域の文化活動に活躍されており、お二人のお話に大変感銘を受けました。電友会サークル・グループ所属せず活動されている会員の方もいらっしゃると思います。是非、情報をお寄せください。
結びに皆様の益々のご健勝を祈念してご挨拶と致します。

来賓ご挨拶(要旨)
NTT長野支店企画総務部長 佃 守 様
山の緑も日に日に色を増し、夏の気配がする季節になりました。新型コロナ感染症も第5類となり、平常の生活が戻りつつあるなか「北信電友会総会」が開催されますことを心からお喜び申し上げます。
NTT東日本の決算発表が5/12にありましたので簡単にお話させて頂きます。
決算の状況ですが、増収はなりませんでしたが11期連続の増益で、過去最高益を達成しました。営業収益の中身を見ますと、【IP/パケット収入】【固定音声】【SI/通信機器販売】が軒並み昨年度を下回る状況にあるなか【その他】の項目が増えています。【その他】は、従来の回線ビジネス以外の領域になります。交通やスマートインフラ、医療や福祉など地域循環型社会を支える取り組みの強化を中心に、地域のお困りごとをICTで解決すべく事業を展開しています。また、それらの事業について新会社を設立し、更なる業容拡大をしています。例えば農業分野では「NTTアグリテクノロジー」、再生エネルギーでは「NTTアノードエナジー」、文化芸術では「NTTアートテクノロジー」があり、それぞれの会社で事業を取り組んでいます。
長野支店では、光回線が提供困難であった美ヶ原に無線を使ったWi-Fi環境を提供することで電子マネーが使用できるようになり訪れる方の利便性を上げ、上田市ではスマートグラスAIを使った農業支援システムの提供を行い、農業従事希望者へ支援を行っています。また、社員数減少が続くことから社内DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を行い、在宅勤務や紙を使った業務の撤廃などに取り組み、来るべき未来に先頭を走ってく企業として、社会を牽引してまいります。
「地域の魅力」×「みんなの思い」×「ICT」=「地域循環型ミライ」をキーワードに、クリーンエネルギーや街づくりなど幅広い分野に取り組んで事業の拡大を目指します。目指しているのは、それぞれが循環しながらお互いが繋がり持続的に発展できる地域の循環型ミライです。
これまでも、そしてこれからも、地域のパートナーでありつづけること掲げ事業活動を展開して参りますので、NTT東日本の事業活動にご理解とご協力をお願い致します。

来賓ご挨拶(要旨)
信越硬式野球クラブ監督 箱 山 和 宏 様
皆さんこんにちは。信越硬式野球クラブ 監督の箱山です。
電友会の皆様には、信越硬式野球クラブの活動に際し、各段の御支援と御協力を賜り、誠にありがとうございます。
さて、6月3日から新潟市で開催されました、都市対抗二次予選北信越大会においては、決勝戦で新潟市代表 バイタルネットに「0対10」で負けてしまい、4年連続で東京ドーム出場を逃す結果となってしまいました。応援いただいております皆様には、期待に応えられず大変申し訳ございませんでした。現在、北信越二次予選に出場する7チームの実力は、横一線です。そんな中、信越クラブも、一回戦のIMFバンディッツ富山を「4対0」、準決勝では強打の伏木海陸運送を「4対3」で下し、3年ぶりの決勝戦進出となりましたが、決勝戦の結果は、監督の力不足を痛感した一戦となってしまいました。選手達は、これまで練習してきた成果を発揮し、本当に頑張っていただいたと感謝しています。
さて、次なる目標は、京セラドームで行われます、日本選手権出場です。今年の予選は、9月15日~17日まで、富山アルペンスタジアムにて開催されます。選手達の実力を、試合で引き出せるよう、そして勝利に導けるよう、スタッフと選手が束になって、企業チームに立ち向かっていく所存です。引き続き、皆様の温かいご支援・ご協力を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。
ここでここで、皆様にお願いがあります。信越硬式野球クラブのメンバーは、現在12社の会社に御支援をいただき、選手を雇用していただいています。選手達には、「一生懸命に仕事をする事」「企業や職場に愛される社員・選手である事」を目標に掲げ、まずは社会人として、時間外は野球人として活動をしています。
皆様のお近くに選手を雇用してもいいよ!また、ちょっと話を聞いてみたい。と言っていただける企業様があるようでしたらご紹介いただけると助かります。
最後になりますが、本日御出席の皆様が、益々お元気でご活躍されることをお祈りし、ご挨拶とさせていただきます。
本日は、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

総会閉会後、行動制限が緩和される中で細心の注意を図り懇親会が盛大に執り行われました。



