信越電友会 令和7年度事業計画

信越電友会 令和7年度の活動にあたって

<令和7年6月24日(火)開催の「信越電友会総会」において承認されましたので詳細を掲載いたします>

 信越電友会の活動は従来の活性化を取り戻したことから、令和7年度の事業方針は「会員の心豊かな生活と生き甲斐への支援」を基本理念に、会員が健康で有意義なシニアライフを過ごすための活動支援の強化を図る。また、電友会活動の柱であり地域や社会に貢献しているボランティア活動の更なる貢献拡大を後押しするとともに、高齢化に伴い疎遠となっている会員への交流促進や会員間の交友によるサークル活動への支援を積極的に実施することとする。

 信越電友会の活動にあたっては、コミュニティの重要性を鑑み、高齢会員の健康と安全を最優先とした柔軟な対応により活動を進めるが、会員の減少や活動の活性化に伴い、財務状況が厳しい地区も散在することから、信越全体の課題として俯瞰的に財務基盤の安定に向け取り組んでいくこととする。

1.令和7年度の活動スケジュール

 信越電友会の位置づけは、各県間の繋がりや各地区間の連携について俯瞰的な立場で公平に活動を支援し、会員の心豊かな生活と生き甲斐への支援を継続するため、地方本部として信越電友会を永続することにある。

 令和7年度の信越電友会の活動においては電友会運営の課題解決に向け、信越役員・地区役員及びNTTとの結束力強化や認識の統一に向け対面で議論する集合形式を 基本とするが、財政面を考慮した経費削減の運営に努める。

(1)信越電友会主催会議

 ア.令和7年度信越電友会総会(集合会議)

  内 容:事業計画等審議・議決

  出席者:来賓(本部・NTT)、信越役員、信越地区役員

 イ.第1回 地区事務局長会議&信和編集委員会(集合会議)

  内 容:活動の進め方、ボランティア表彰推薦

      「信和」第60号(記念号)発行に向けた編集会議

  出席者:信越役員、地区事務局長

 ウ.信越地区会長・事務局長会議(Web会議、役員改選の場合は集合会議)

  内 容:運営における課題整理等

  出席者:信越役員、地区会長・事務局長

 エ.第2回 地区事務局長会議(Web会議)

  内 容:令和7年度事業報告、令和8年度事業計画等概要説明

  出席者:信越役員、地区事務局長

(2)本部主催会議

 ア.理事会 7/10、11/12、8年3月予定 出席者:会長(事務局長出席もあり)

 イ.第36回評議員会 7/10  出席者:本部評議員2名、信越会長

 ウ.全国事務局長会議(集合) 8年2月予定  出席者:信越事務局長

 エ.ボランティア表彰式 11/12 出席者:受賞者、信越会長、信越事務局長

 オ.「全国女性の会」は計画なし

(3)信越各地区総会

 全地区において集合形式で開催される総会は、信越会長の出席により会員からの意見収集や有効施策等の展開が信越全体に図れることや、会員が来賓のNTTから最新の情報収集が図れることから、令和7年度も全地区で集合を基本とし、信越会長と会員の交流による地区情報の収集及び会員へのNTT情報の提供の場として開催する。

2.活動のポイント

 令和6年度の各地区の活動は、集合での地区総会や地区を跨いだ合同イベントの開催等により会員相互の交流が図れたが、高齢化の影響によりサークル・ボランティア活動の縮小や、県間を跨いだ交流が厳しい環境下であることを踏まえ、令和7年度は会報誌やホームページ(HP)・ブログを活用したコミュニケーションツールの充実や助成体制の強化等により魅力ある電友会活動をアピールし、地区活動の更なる活性化を目指す。

 (1)会員の状況、地区の特性と地域性を活かした活動を支援し、会員間の交流を深める。

 ア.セミナー・講演会、レクリエーションなど地区毎に実施しているイベントを積極的に周知するとともに、他地区合流も含めた規模の拡大、会員の定着化に努める。

 イ.本部の推奨施策である「健康向上に向けた講演会・健康講座・健康体操等」は会員の健康増進に繋がること、経費の一部支援が得られることから実施の継続と未実施地区の開催検討、実施地区への合同参加等の呼び掛けを行う。

(2)コミュニケーションの維持向上のため会報誌、HP・ブログの充実を図る。

 ア.活動状況や実施内容は「信越会誌」、「各地区会報」を有効に活用する。

  なお、信越会誌「信和」は発行60周年の記念号となることから充実を図る。

 イ.高齢化により各種イベントへの参加が厳しい会員が増加し会員相互の情報が減少していることから、会の現状、活動の様子等をできるだけ多く掲載紹介する。

 ウ.会報等へ寄稿者が減少しているが、会員の現況は会員が一番興味を持っていることから、創意工夫で寄稿収集・編集に努める。

 エ.各地区で立ち上げているHP・ブログを活用し、イベントの開催周知や活動の紹介をタイムリーに発信するとともに、会員が閲覧しやすい環境整備を行い、会員コミュニケーションの充実を図る。

(3)サークル活動・ボランティア活動の支援

 地区を跨いだ合同イベントや合同でサークルイベントも開催されたが、会員の高齢化や活動環境の変化によるサークル解散で合同イベントの中止を余儀なくされている地区もあり、引き続きサークル・ボランティアグループの実情や要望をきめ細かく把握するとともに、助成等の支援を継続する。

 ア.創意工夫で活動しているサークルの現状を収集し、会報・HP等で周知展開することで活動の活性化を後押しする。

 イ.地区を跨いで開催する合同イベントには助成金支援を継続する。

 ウ.ボランティア活動に取り組んでいる会員情報が収集しづらくなっているが、電友会の基幹として優先的に取り組む活動であることから、積極的に情報収集に努め、活動を全国に紹介する場として本部表彰に推薦し活動を讃える。

(4)新規体制での連携強化

 役員改選で2年目の体制を迎えるが、信越電友会及び地区役員間の意思疎通により更なる連携の強化を図るとともに、次年度の役員改選に向けた体制検討を進める。

3.会員の高齢化と会員数減少への対応

 各地区において会員の高齢化に伴う逝去退会や退会により会員減少が続いているが、令和6年度から適用を開始した本部推奨の『60歳定年退職者の5年間会費無料』施策について一定数の加入があったものの、将来に向けての基盤となり得るかは今後の取り組み次第であることから、令和7年度も若年会員の確実な確保に向けNTTと連携して施策を継続するとともに、高齢者会員の退会防止に向けた支援強化を継続する。

(1)NTTの退職説明会はWeb形式で開催され、電友会が退職者に直接説明する機会がなく、「5年間会費無料施策」や電友会の活動状況・入会メリット等について、電友会が主体で退職者と対面で入会勧奨できる環境設定をNTTと双方で検討していく。

(2)高齢会員に対しては、会報の活用、絵手紙、暑中・寒中見舞い等で接触の機会を可能な限り増やし、会員の現状把握と退会防止に努める。なお、高齢会員への絵手紙等はボランティアサークルのみならず全ての地区において役員も積極的に活動を支援する。

(3)信越管内では過去において甚大な地震災害や水害等が発生していることから、電友会として自然災害発生に備えるとともに有事の際は会員への迅速な対応を行う。

(4)地区電友会の財政・運営方法を検証し財務の健全化に向けて引き続き取り組む。

 ア.会員数の減少や活動の活性化に伴い、財務への影響が出始めている地区があることから、将来を見据えた収支改善を信越電友会として俯瞰的に行う。

 イ.令和7年度からの運営補助費の引上げに伴い、信越の財務基盤は一時的に安定が見込めることから、現在の経費削減施策を継承しつつ各地区への経費支援及び会費納付の従来スキームは継続する。

4.NTTグループとの連携と事業協力

 地区ごとに計画する電友会行事やNTT主催の退職者交流会の開催により、地域のNTTとの交流機会は増加し、最新の事業動向や業務実情等を収集できる環境は整っているが、NTT東日本以外のNTTグループ会社との交流機会の減少により、グループ全体の動向が把握しづらい環境にある。また、新規会員確保に向けてはNTTグループ全体に間口を広げ、電友会をアピールすることが重要であることから、NTT東日本を窓口として連携体制の構築を検討する。

 (1)NTT事業動向を収集する場として、総会・役員会等にNTTグループ各社から幹部を招いた講演会等の開催を依頼し、会員の電友会行事への参加を促す。

(2)NTTの新規事業への稼働提供として、就労意欲のある会員へ地域に根差した就業機会の情報提供を行い、ASO(NPO法人アクティブシニア支援機構)と連携してアクティブシニアライフの実現を図る。

(3)NTTグループのCSR活動やイベント等の呼びかけに対しては「チームNTT」の一員として積極的に参加する。

 ア.NTT主催の退職者交流会参加を積極的に会員に呼びかけ、NTTグループの事業動向や組織の現状を理解するとともに、現役社員との交流を深める。

 イ.不良設備の情報提供(設備110番)を会員に呼びかけ、サービスの安定と安全の確保による企業イメージの向上に貢献する。

 ウ.NTTの地域活動(お祭り・イベント)の呼びかけに対しては積極的に参加する。

(4)会員に向け、NTT事業動向や各種情報を会報・会誌、HP・ブログへタイムリーに掲載・紹介していく。