信越電友会会長あいさつ
「情報を生活に活かす」
信越電友会会長 舞田 正幸

新年明けましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては穏やかな新春を迎えられたことと謹んでお喜び申し上げます。
昨年1月1日夕刻発生した能登半島地震は正月のお祝い気分を吹き飛ばすショックな年明けになりました。マグニチュード7.6という規模は101年前に発生した関東大震災に近い規模でありました。昨年は地震に加え地球温暖化の影響による線状降水帯はゲリラ豪雨を生み洪水等を発生させました。次から次へと発生する災害は“忘れる間もない”状況です。この度の地震により北陸電友会の132名の皆様が、新潟県内では16名の会員が罹災されました。お見舞いを申し上げると共に一刻も早く日常に戻られることをお祈り申し上げます。
昨年、各地区で開催された総会に新潟県3支部長野県3支部の総会に出席し、多くの皆様と意見交換して参りました。地震により被害を受けられた方は報道されている件数より多いのではと感じました。
各支部では会員の拡大・サークル等各種活動の活性化に取り組み、多くの会員の皆様が社会貢献活動に活躍されています。昨年11月東京で開催されたボランテイア活動表彰では東信地区 吉澤恵美子様 が視聴覚者の方への各種資料等の点訳・発送の取り組みにより中信地区 丸山俊治様 はピアノ・ギター演奏による公民館活動、社会福祉活動に対して本部より表彰されました。お二人の地道な活動に対し改めて敬意を表したいと存じます。
あるシンクタンクの調査によると世代間の価値観や嗜好の違いが年々小さくなっていることをコメントしています。この現象を「消齢化」と呼びインターネット、スマホ、ソーシャルメディアの普及が底辺にあり、全世代が等しく幅広い情報が得られることが起因していると述べています。様々な情報を得て元気な高齢者は新たな分野に挑戦する傾向にあり趣味や価値観があった人達と世代を越えて人々の交流が加速すると述べています。
昨年度から全支部で取り組んでいる「QRコード」によるパソコン・スマホでの電友会情報へのアクセスは、スマホの使い方に大きく依存すると考えています。NTT-OB/OGの全国的な組織として立ち上げられたアクティブシニア支援機構(ASO)はスマホ利用促進を支援する人材の育成を行っており信越地区で数名のメンバーが育成されました。今後はメンバーを増やし講師として各地区でのOB/OG向けのスマホ教室の開催に取り組むことにしています。
新型コロナ感染症は収まりつつありますが、会員・知人が感染したとの情報は後を絶たない状況です。年配者の感染は重症化のリスクが高いとされていますので増々の注意をお願いします。これからもコロナとの戦いは長期にわたると思います。間違った情報に惑わされず行動するためにもスマホ等による情報は大切な行動指針となります。
昨年の電友会本部講演会では日本電信電話株式会社 代表取締役副社長 廣井孝史様から2023年度セグメント別営業結果についての講演をお聞きすることができました。私達の時代とは異なった収入構造に驚かされました。営業収益・営業利益とも総合ICT事業・グローバルソリューション事業が好調に推移し、業績に貢献されているとのことです。NTTグループ皆様の普段のご努力に改めて敬意を表したいと思います。
令和7年こそ平穏な年であって欲しいと願う共に会員の皆様のご多幸とご健康をお祈り申し上げます。今後も会員の皆様のご協力とご支援をお願い申し上げて新年のご挨拶とさせて頂きます。



